それでは、家具の特徴を考慮した家具別の製品選択のアドバイスを紹介します。
ベッドの選び方
ベッドは幅と長さに間違いがないようにしましょう。シングル・セミダブル・ダブル・クィーン・キングとサイズが豊富にあります。長さはミニ・スモール・ロングといたものもあります。また自分の体に合わせて購入するようにしましょう。
形状としては、ヘッド部分にボードや棚がついたものがあります。何もない脚付きマットレスにはベッドだけではなくソファ代わりとして使うこともできますね。また、ベッドサイドで本を置いたりランプをつけたりしたい場合、コンセントの位置やベッドサイドテーブルの場所なども考えたいですね。
主役となるマットレスの種類は、ひとつひとつらせん状に巻いたコイルスプリングを、全面に配列し連結した「ボンネルコイル」、コイルスプリングをひとつひとつ円筒形のポケット(袋)に入れ、それらをすき間なく並べた 「ポケットコイル」などがあります。ポケットコイルの方が、バネの数が多いです。 一般的なマットレスのシングルで、ボンネルコイルのバネの数は約210本程度なのに対して、 ポケットコイルは約500本以上のコイルが体を点でしっかり支えてくれるのです。
寝心地の違いについては
ボンネルコイル
体を面で支えます。適度に硬いため、「畳に布団」のような寝心地です。
ポケットコイル
体を点で支えるため、体にフィットし、快適です。
ボンネルコイルよりもポケットコイルの方が、 バネ数が多いので、1つ1つのコイルをポケット(袋)に包まれているため、価格は高めですが、快適な寝心地で横揺れも少なく、耐久性に優れています。
ソファの選び方
まずはメジャーを用意してください。感覚で測るのではなく、メジャーで実寸を図ってください
ソファーは想像するより大きい家具です。またソファを運びこむ経路も用意しておきましょう。大きいソファが階段を通りえないなんて笑えないですからね。
まずは誰が主に座るのかを考えましょう。選び方はとても重要なのですが、家族で使用する場合、主に、ご主人や奥様の平均で出しましょう。現在の子どもの身長で測ってはいけません。子どもはすぐにおおきくなります。ソファは簡単に買い替えるものではないのです。座る人間の身長の1/4が一番「心地よい」されています。また、ソファを見た目やサイズだけで判断するのは良くないでしょう。使われいる素材や構造について、少し説明します。衝撃吸収材はソファの中身なので見ることはほとんどないですが、この部分が座り心地や耐久性を決める重要な部分です。衝撃吸収材に使われているのは、コイルスプリング、S字スプリング、力布の3種。理想とされるのはコイルスプリングです。が、現在主流はウェービングベルト。その上にウレタンフォームというのが一般的になっています。
ソファーの素材も、皮や布、ビニールレザーなどあります。高いからいいというわけではなく、自分の部屋のインテリアにあったものを選びましょう。ソファは、座るだけでなく、インテリア性も持った家具です。納得いくものを探しましょう。
ローテーブルの選び方
ローテーブルには種類が2つあります。座って食事をする「ちゃぶ台」的なものと、ソファに座ってお茶などを置くためのもの。これらを混同すると、使い勝手が悪くなるので注意しましょう。見分け方としては、食事用のものは折りたたみ式が多いです。ソファ用のものは「センターテーブル」「リビングテーブル」とも呼ばれ、天板の下にもう1段雑誌を置けるような段がついていることが多いです。